絶対的主人公へ感謝と祝杯を。

今晩は。

昔から私には絶対的主人公がいる。

単純で好奇心旺盛で、ちょっとおバカで、ひたすらに真っ直ぐで、友達や仲間を大切にする「此れぞ主人公。」最大の憧憬と最大の信愛を抱いていた。私の絶対的主人公。

ゲームをしていた。当時テレビを毎週楽しみにしていた。時が経ち、少し成長した私の二回目の大好きとなった。全てのシリーズを見返した。当時の小さな私は、そこまで深く物語を観れていなかったかもしれないが、成長した私には沢山の変化があった。主人公と相棒、仲間達との出会いや成長、友情、そして別れ、全て感動した。全てが私の確たる部分にドストライクした。子供も大人も楽しめる作品である。

作品を通して主人公も成長していった。友達もバトル毎に主人公と共に成長していった。主人公に刺激を受け、自分のすべき事を見つけ、すべき事の為に旅立っていった仲間。長きに渡りその姿を見守ってきた、応援してきた。

そんな主人公が遂に勝利した。沢山の仲間が見守る中、最高の試合をし、勝利したのだ。心を一つに闘った大切な友達、相棒は最大の闘士で応えてくれた。

主人公の仲間と共に私も見守った。涙が溢れた。感動したという言葉では全く足りない程に熱気に溢れ興奮し魂が震えた。其れでもやっぱり簡単な言葉であるが「感動をありがとう。」主人公や仲間、そして作品に関わる全ての人達にそう伝えたい。感動をありがとう。

やっぱり大好きだ。幼い頃に出会ってから、二回目の大好きになってからは十年以上になるかもしれない。あの頃から今でもやっぱり大好きだ。いつも私の絶対的主人公でいてくれてありがとう。

私も随分と前から主人公の仲間の一人として一緒に旅をしてきたつもりである。子供の頃から大人になった今も長い間、作品が作品として変わらず在り続けてくれていることに、心から深甚の謝意を表します。ありがとう。

私の絶対的主人公。

サトシ、世界チャンピオンおめでとう。

ピカチュウ、ゲンガー、カイリュウー、ウロノラゴン、ルカリオ、ネギガナイト、おめでとう。いいバトルをありがとう。感動をありがとう。そして今迄出会った全ての友達、仲間達もありがとう。

我儘を言ってもいいのなら、どうか終わらないで。どうか此れが最高の最終回にしないで。どうかこれから先の未来でも、私の絶対的主人公のまま物語を紡いでいってほしいと乞い願う。

勝利に乾杯。大好きだ。