▽ ブドウに緑、

ワードプレスへお引越ししました!こちらへhttps://fushitto.com 

こんな日を待っていた。

今晩は。

週末は電車に乗り、少し遠い場所までやって来た。想像以上の寒さと雨が辛辣であったが、お昼に大層美味な魚介を食し、あまりの美味しさに喫驚した。「また来ます!」と伝えて欣々然な表情で退店した。鰻が優勝であった。

其れから源泉の成分で肌を潤わせ、実に身になる話をたらふくした。時間が幾らあっても足りぬ程に話をした。毎度の事ながら、良き刺激をもらい、己の中が満たされていく。その満たしたものが再び己を刺激し、良き方向へと導こうとする。そうして私は小さく大きな一歩を踏み出し、一人では見つける事のできなかった場所へと歩み進もうとするのである。尊敬が鳴り止まない。

雨の中出かけ、学生のように食べたい物を不健康に買い、「学生みたいだ。」と笑い合った、この真っ暗な夕方を忘れたくない。時間が空こうとも真っ直ぐに学生時代の頃のように戻ることができる友人、いつも良き刺激をありがとう。

今宵の旅も大層楽しいものであった。隣で眠る友人を起こさぬように、画面の向こうでゴールを決める選手へと心の中で声援を送り、眠りについた。翌朝恐ろしい爆音の目覚まし音に驚き、覚醒しない頭で朝の湯へ、雪の中を駅へ向かう車、其れから電車を降りるまでの最後の最後まで楽しい時間が充満していた。

こんな日をまた共に過ごせることになろうとは、感謝と愉楽で胸がいっぱいである。本当にありがとう。友よ、また行こうではないか。